DX人材の転職を有利に進める方法とは?求められるスキル・需要の高い業種を解説

「働き方が変化しているいま、DX人材の転職はできるのだろうか?」
「DX人材の転職に必要なスキルや事前準備が知りたい」

上記のような悩みや疑問についてお応えします。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、世間から企業のDX化が推奨されています。それに伴い、DXを推進する企業が増えると同時にDX人材の需要が高まっているため、適切な方法を用いれば自身の理想とする企業に転職できるはずです。

そこで本記事では、DX人材の転職に有利になる経験やスキル、DX人材の転職を成功させる方法を解説します。「DX人材の転職を失敗させたくない」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

DX人材

DX人材は転職できるのか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)は多くの業界から注目されている概念ですが、推進するためには専門の知識やスキルが求められます。特に必要とされるDX人材は、データサイエンティスト、UI・UXデザイナー、プロデューサー、ビジネスデザイナー、DXアーキテクト、AIエンジニア、エンジニア・プログラマの6種類があげられます。

上記のようなDX人材の需要は年々高まっており、求人倍率は10倍近くまで上昇しています。2020年のDX市場における求人倍率は前年比の6〜8倍、専門技術を持ち合わせた求人倍率は前年比の10倍近くです。また、2021年以降は働き方改革の影響もあり、DX人材の需要はさらに高まることが予想されています。

DX人材の需要が高まっていることから、DX人材の転職は十分可能だといえるでしょう。むしろ多くの業界から引っ張りだこであり、優位に転職活動を進められるはずです。

さらに、世界的にもDX人材が不足傾向にあるため、持ち合わせているスキルや経験によっては年収1,000万円以上も珍しくありません。そのため、DX人材の転職を検討している方は、ぜひ前向きに自身の理想とする企業を探してみてください。

DX人材の転職で有利になる経験やスキル

DX人材の転職が可能であることは理解できたでしょうか?続いて、DX人材の転職で有利になる経験やスキルを解説します。自身の状況と照らし合わせて確認してみてください。

高いコミュニケーション能力

DX人材の転職活動は、高いコミュニケーション能力があれば有利に進められるはずです。DX人材は専門的なスキルがあるだけでは務まらず、組織内のメンバーと意思疎通を円滑に行う必要があるためです。

DXを推進するプロジェクトは大規模なものが多く、組織内のさまざまな人材とかかわりを持ちます。多くの人材とのやり取りで適切なコミュニケーションを行えれば、プロジェクトを円滑に進めることが可能です。

また、チームの和を乱す言動や行動を取ってしまうとトラブルの原因にもなることから、DX人材には一定以上のコミュニケーション能力が求められます。

エンジニアやコンサルティングの経験

DX人材の転職で有利になる経験やスキル2つ目は、エンジニアやコンサルティングの経験です。企業のDXを推進していく際には、ITシステムの実装やインフラ整備などが重要となるため、エンジニアの経験があれば重宝されます。

また、エンジニアは基本的なITシステムの仕組みを理解している人材が多いことから、DXを推進するときに活躍できるはずです。そのほかにコンサルティングの経験もあれば、転職先の企業をより良い方向へと導けるでしょう。

先進技術に関する知見

先進技術の動向を追い続けるDXにおいて、AIやIoT、5Gといった先進技術に関する知見がDX人材に求められます。先進技術の知見が備わっていることで、ビジネスモデルの変革にも的確に対応できるはずです。

また、クラウドやビッグデータ、ブロックチェーンなどの扱いに慣れておけば、現場からの期待感が高まり、転職を有利に進めることができます。

DX人材の需要が高い職種・業種

ここまで、DX人材の転職で有利になる経験やスキルを解説しました。次に、DX人材の需要が高い職種と業種をみていきましょう。自身にとって最適な転職先をみつけるためにも、ぜひご確認ください。

コンサルタント

コンサルタントはDXを推進する企業に対し、デジタル技術やITシステムの知見を用いて全面的にサポートする職業です。コンサルタントの多くはITベンダーやコンサルティングファームに属しているほか、フリーランスとして活躍している方もいます。

具体的な仕事内容は、プロジェクトの企画立案、DX戦略の策定などがあげられます。コンサルタントとして活躍するためには、プロジェクトを取りまとめるマネジメントスキルはもちろん、マーケティングや高度なコミュニケーション能力が求められます。

なお、企業によってコンサルティングを実施する業界が異なるため、仕事内容も含めて慎重に転職先を選定しましょう。

営業職

コンサルティングファームなどの営業職においても、現代ではDX人材が非常に求められています。DXに関する専門的な知見があればあるほど、DXを推進する企業に対して営業成果を上げることができるはずです。

営業職の仕事内容は、コンサルティングやプロジェクトの受注に向けた企業へのアプローチ、電話対応、商談などの営業活動が主となります。なお、クライアントと良好な関係性を構築するためにも、一定以上の人間性やコミュニケーション能力が必要です。

プロデューサー

先進技術を持ち合わせたDX人材は、ビジネスにおいてメンバーを先導するプロデューサーとしても活躍できます。プロジェクトの動向を瞬時に理解できる能力が長けていれば、転職先の現場で重宝されるはずです。

プロデューサーの仕事内容は業種によってさまざまですが、基本的にはプロジェクトの統括・企画・進行を行います。メンバーとのやり取りも多いため、高いコミュニケーション能力やマネジメントスキルが求められます。

企業のDX推進担当

DX人材は外部とのやり取りをするだけでなく、企業内のDX推進担当として活躍することも可能です。最近はあらゆる方面から企業DXが推奨されていることもあり、DXを導入する企業が増えています。それに伴い、企業のDX推進担当の需要も高まりつつあります。

また、実際にDXを導入したことのある経験者が少ないため、優秀なDX人材の需要は今後も高まっていくと予想されます。

DX人材の転職で失敗してしまう人の特徴

前項では、DX人材の需要が高い職種・業種を解説しました。続いて、転職で失敗してしまう人の特徴を2つお話します。転職活動を成功させるためにも、事前にチェックしておきましょう。

企業目線になれていない

DX人材の転職で失敗してしまう人の特徴1つ目は、企業目線になれていないことです。特に、転職先がなかなか決まらず焦っているときに陥る傾向があります。あくまで企業側はプロジェクト進行やDX推進に対してメリットとなる人材を探しているため、企業目線になれていないと致命的です。

転職したい気持ちが空回りしているときは一度落ち着き、企業側に与えるメリットや企業側が欲している人材について考えてみましょう。転職を成功させるためには、自分の気持ちやメリットを優先しないことが大切です。

目的が明確になっていない

転職の目的が明確になっていないと、DX人材の転職は失敗する可能性が高くなります。なぜかというと、転職先は目的に合わせて選ぶ必要があり、企業側の要望と合致させる必要があるためです。

転職では「給料アップ」「スキル向上」「経験を積みたい」「やりたいことの実現」など、人によって異なる目的があります。しかし、それら目的を明確にしておかなければ転職先が漠然となり、自身が理想としている企業で働くことはできません。

また、企業側も目的が明確ではない人材を雇うとなれば、すぐに辞められてしまうリスクを抱えることになります。結果、両者にとってのメリットが少なく、転職活動は失敗してしまう傾向があります。

DX人材の転職を成功させる3つのステップ

転職で失敗してしまう人の特徴は理解できたかと思います。最後に、DX人材の転職を成功させるための3ステップを解説します。これから転職活動を始める方はぜひ参考にしてみてください。

転職先で活かせる自身のDX知識を認識する

まずは、転職先で活かせる自身のDX知識を認識しましょう。自らの能力が業界全体でどの程度なのかを認識することで、能力に合わせて転職先を絞り込めるため、自身にとって最適な転職先が定まります。

また、それを踏まえて転職の目的を明確化することも重要です。自身の求めている転職先をみつけるためにも、はじめにDX知識の認識と目的の明確化を行いましょう。

転職先に貢献できるDX案を考える

自身のDX知識を認識したあとは、転職先に貢献できるDX案を考えましょう。貢献できるDX案を事前に考えておくことで、転職先からより必要なDX人材だと思ってもらえるため、書類選考や面接がスムーズに進みます。

なお、貢献できるDX案を考える際のポイントは、転職先のリサーチです。リサーチする要素としては、メインのビジネスモデル、必要としているDX知識、変革までにかかる時間などがあげられます。このように転職先のリサーチを徹底し、自身の能力と照らし合わせてDX案を考えましょう。

希望する転職先に応募する

転職の準備が整ったあとは、希望する転職先に応募します。希望する転職先に合わせて転職サイトなどを活用しましょう。ほかにも、企業のホームページに直接応募する方法もあります。

なお、応募の際に失敗しやすいのが履歴書と職務経歴書の書き方です。転職先に自分のことを理解してもらうためにも、志望動機やアピールポイントは具体的に記載しましょう。例えば、ITベンダー側で培ったITの知識・技術をユーザサイドに立ち、DXによる新たなビジネスモデル構築の一役を担いたい、などです。履歴書と職務経歴書は結果を大きく左右するため、十分な時間をかけて作成しましょう。

まとめ

ここまで、DX人材の転職で有利になる経験やスキル、転職を成功させるための3ステップを解説しました。

現在、企業DXは多くの業界から注目を集めており、それに伴い優秀なDX人材が求められています。また、DX人材の需要が年々高まっていることから、求人倍率は10倍近くまで上昇しています。それらのことから、優秀なDX人材は自身の理想とする企業に転職できるチャンスです。

もしDX人材の転職を検討しているのであれば、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。失敗しない転職活動を実施できるはずです。また、DX人材についてもっと知りたいという方は「社内のDXを推進させる優秀なDX人材とは?6つの役割・職種を徹底解説」をご覧になってください。

「What'sDX」編集部

執筆「What'sDX」編集部

これからDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組もうとしている、既に取り組んでいるみなさまのさまざまな「What’s DX?」の答えやヒントが見つかるサイト「What'sDX」の編集部です。